ミステリ界の大物が手がける誘拐もの
派手な男児誘拐事件の裏で同時に動いていたもう1つの事件とは
仕掛けは面白くあっ!と言わせられます
綿密に計算されたミステリ物だと思いました
私としてマイナスポイントだったのは
冒頭数ページで誘拐事件が起こるので、これは展開が早く読みやすい物語なのかと思いきや
事件に対する登場人物の考察が長く、話があまり進まない点でした
登場人物の視点が何度も変わり、事件のあらゆる可能性を検討し謎を深めていく構成なのですが
「これはこういうことではないか?」
「いや、それだとこの点があり得ない」
「ではどういうことだ!?」
という考察が何度も入るので文章が冗長に感じてしまい
面白さと読む手間を天秤にかけると普通だという評価でした
長文を読むのが苦にならない方であればのめり込めるのかもしれませんが
未熟な私にとっては「考察したってどうせ解決しないんだから早く終わらないかな」と気になってしまいました
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2019年2月25日
- 読了日 : 2019年2月25日
- 本棚登録日 : 2019年2月25日
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