先日柳広司さんの風神雷神を感動しながら読み終え、なんか風神雷神に似た表紙の小説持ってたよな~と思い探してみたらこちらでした。
関白近衛前嗣が主人公の小説。
後奈良天皇が崩御されてからは苦労の連続で、公卿同士の権力闘争がどろどろとしている感じで暗い。
その中で天皇朝廷の為に奔走し続ける前嗣。
こんなに朝廷や天皇に権威しかないのは驚いた。
貧乏公卿が多く簡単に徳川家康に思い通りに操られていたというのは知識としてはあったが、当時の公卿は本当に苦労していたんだなと感じた。
小豆坊と天狗飛丸とのエピソードぐらいしか楽しい感じはなく下巻もさらに暗くならないか心配ではある。
2022/2
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年2月15日
- 読了日 : 2022年2月15日
- 本棚登録日 : 2022年1月17日
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