「知」をもって「愛」を知るナルチス
「愛」をもって「知」を知るゴルトムント
読み終わって見ると素敵な言葉すぎる、、
慣れない文体に最初は読むのに苦労しましたが、自分なりに解釈し楽しく読めました。
こんな真逆の2人が語り合い、理解し合う姿に何度も心打たれました
「道の上の1匹の小さな虫が、図書室全体のすべての本よりはるかに多くを語り含んでいる」と言うゴルトムントに対し、
「存在するものを愛し、可能なものではなく、現実のものを愛する。自然にさからってだけ生きることができる」と言うナルチス
一見、型に収まった生活をするナルチスより、自由で愛欲のままに生きているゴルトムントの方が幸せなのでは無いかと感じるけど
結局どっちがいいかなんてわからない、、
少なくともこの2人の関係はお互いの人生にとって、強い刺激を与えたんだろうなと思う。
海外文学は読むのが初めてだったので、理解するのが難しかったです。
現代風に悪く読むのであれば、キリスト教神学を学ぶけど、女の子と遊ぶ楽しさを知って学校を出て放浪し、たくさんの女の子を見て愛を知り、彫刻を学び年月を経て学校に戻ってくる。
最初はこんな解釈をしてしまって、、
何回も読み直してもっと素敵な読み物にしたいです。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
海外文学
- 感想投稿日 : 2023年3月12日
- 読了日 : 2023年3月11日
- 本棚登録日 : 2023年3月11日
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