年齢の違う2人の心の通わせが良かった!少年を縁として、健一と少年の父が一緒に出かけるのも楽しそうだった。こういう関係の広がりもあるんだなぁ。少年との付き合いを通して、手抜きばかりのケータリングだったのが、丁寧に料理をするようになった健一。
健一が少年に言った言葉
「生まれてきただけで意味がある。親にとっては、生まれてきてくれたというだけで、幸せを運んでくれるんだからな。そこにいてくれるだけで充分なんだ。思っていたような子どもにならなくても、問題を起こしたとしても、自分の子どもとして生まれてきてくれただけで それだけで充分なんだ」が、心にしみじみと残った。
また、「思うようにはいかないな、人生というのは。だが、それが人生だと思えるようになったよ」との秋山先輩からの言葉も心に響いた。
若い友人との別れは寂しいが、明らかにいい影響を受けた。林望実さんの作品はほぼ初めてなので、他も読んでみたい。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年11月15日
- 読了日 : 2023年11月5日
- 本棚登録日 : 2023年11月5日
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