O嬢の物語 (河出文庫 レ 1-1)

  • 河出書房新社 (2010年8月3日発売)
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本棚登録 : 916
感想 : 80

O嬢が恋人のルネにロワッシーへ連れて行かれるところから物語は始まる。鞭の痛みと恐怖、身体を乱暴に扱われ服従を強制される苦痛、そして歓び。其処には他人に自身の全てを捧げる高貴な女性の精神が描かれているように思われるのだ。奴隷状態の快楽が文章から全面に溢れており私は美しい姿の彼女たちに景仰の念を抱いた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: フランス文学
感想投稿日 : 2015年4月3日
読了日 : 2015年4月3日
本棚登録日 : 2015年2月21日

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