神保町の東京堂店長を長く務めた著者による、東京堂での日々を綴った本。
書店の棚に関する著者の想い(選書他含め)はもちろん、出版業界?の現状や、それに対する意見、日誌から見えてくる、大勢の作家さんとの交流、「どうしてこの作家が東京堂でトークをしたのか」なんてことも書かれている。
私は書店員になったことがないので、棚のことはよくわからないが、「なるほど」と思うことは多々あり、興味深かった。
出てくる本その他でわからない部分もあったが、興味があれば調べれば良いのだし、文章が読みやすいので、さほど気になることもなかった。
いしいしんじさんが『熊にみえて熊じゃない』のサイン本を作りに来たという文章があり、「あ、その中の1冊を買ったわ、私」と懐かしく思った。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2014年2月21日
- 読了日 : 2013年6月12日
- 本棚登録日 : 2013年6月12日
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