いまや直木賞作家となった著者の手による初期作。ホラー大賞受賞だから、それなりのクォリティは期待できるけど、本作もなかなか。読み始め、死体損壊のグロいだけの物語かと思ったら、なかなかそうは問屋が卸しません。さすがというべきか、読み始めの印象とは違う展開を見せ、何だか芸術の域にまで上っていく。グロテスクだけど不思議な印象の佳作。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ミステリ
- 感想投稿日 : 2020年7月28日
- 読了日 : 2020年7月22日
- 本棚登録日 : 2020年7月22日
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