神町サーガってことで、シンセミアとの関連を多少なり期待してたんだけど、全くの別物でした。ってか、直接的に”神町”って言葉、一度も出てきません。それはさておき、面白ければ何も文句はないんだけど、件の作品と比べると、やっぱりスケール感とか諸々で、どうしても見劣りしてしまう感じ。もちろん、こっちは短編だとか、色々原因は考えられるんだけど、だからこそ、シンセミアで出来上がった世界観を踏襲していれば…って思えてしまうんです。あと、終始主人公目線ってのも、ちょっと息苦しさを感じてしまう部分であったりします。それにしても、狂気の人間の描写は本作でも遺憾なく発揮されていて、さすがって感じでした。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
現代小説
- 感想投稿日 : 2016年5月24日
- 読了日 : 2016年5月24日
- 本棚登録日 : 2016年5月24日
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