ミステリ映像ガイド、及び”書きたい人のためのミステリ入門”から。複数でオススメされている分、期待値も高い。そして確かに本作、ミステリ的な結構や真相の衝撃などは、いかにも愛好家受けしそう。過去と現在の物語が頻繁に入れ替わったり、双子やらそっくりさんやらで、登場人物も紛らわしかったりするんだけど、展開についていけるようになっているのは、きっと見せ方の妙なんだな。最後のワンカットもそうだけど、もっと掘り下げた意味があるのかなと勘ぐってしまうくらい、丁寧に謎解きが提示される親切さもあり、理解不能の不満からは縁遠い。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ミステリ
- 感想投稿日 : 2023年10月3日
- 読了日 : 2023年10月2日
- 本棚登録日 : 2023年10月2日
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