細川ガラシャ夫人(上) (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (1986年3月27日発売)
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本棚登録 : 1335
感想 : 123
4

今年の大河ドラマを見ていて、
この方が気になったので読んでみました。

三浦綾子さんの作品は「氷点」とか「塩狩峠」なんかを
中学生くらいの時に読んだ以来でした。
歴史小説を書いているなんてちょっと意外。

「細川ガラシャ」夫人って名前は知っていたけど
大名の奥様でキリシタンだった、くらいしか分からず
どんな人生だったのか
読んでよくわかりました。

明智光秀の娘ということで
なかなか大変な人生だったんですね…。
戦国時代の大名の妻というのは
本当に人権が無くて、
読んでいて痛ましくなってしまいました。

三浦綾子さんだからななのか、
“どうして細川玉(ガラシャ)がキリシタンになったのか”
丁寧に描かれていて
読み応えがありました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2011年9月21日
読了日 : 2011年9月15日
本棚登録日 : 2011年9月21日

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