消失者 アナザーフェイス 4 (文春文庫 と 24-5)

著者 :
  • 文藝春秋 (2012年11月9日発売)
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本棚登録 : 1301
感想 : 101
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シリーズ第4弾。
上司の特命を受け、老スリ逮捕を試みる三課の仕事のヘルプに入った大友。
今回は簡単に終わる仕事と思ったのだが、思わぬハプニングもあり
老スリを取り逃がし、さらにはその老スリが殺されるという事件が起きる。
逮捕を試みた際にアタッシュケースをひったくられた被害者もなぜか姿を消し、
殺された老スリの身辺からはそのケースが見つからない。
なにもかもが消失。
三課のメンバーとともに一課の捜査に加わり事件解決に向けて奔走するのだが…

福原との関係、息子優斗との関係などなど周辺の物語も今回は動きがあって
前作よりははるかに面白かったな。
「なぜか相手が口を割ってしまう」という大友の不思議な力も今回は控え目だし、
普通に推理小説として読むことができました。

残念だったのは、「失敗を挽回する」って表現があったり、明らかに人物名を
間違えている部分があったりしたこと。
些細な事だけど、どうしても気になってしまうよねー。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: た行
感想投稿日 : 2012年12月7日
読了日 : 2012年12月7日
本棚登録日 : 2012年12月7日

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