小説・秒速5センチメートル (文庫ダ・ヴィンチ)

著者 :
  • メディアファクトリー (2012年10月24日発売)
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本棚登録 : 736
感想 : 68
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自身のアニメ映画のノベライズ本。
映画と同じ3話構成で基本的に映画と同じ内容。
映画では、映像から登場人物たちの心情を想像するしか無かった部分が
(そういえば、貴樹については結構語られていたか)
言葉で表現されていたりして、補完する意味合いが大きい。

最初に映画を観た時、第一話『桜花抄』が好きになった。
何度か観るうちに第二話『コスモナウト』が好きに。
そして、この小説を読んで第三話『秒速5センチメートル』がお気に入りに。

映画では最終的に喪失感が一番強く残ったけど、
小説では読み終わった後に、前向きな印象も残って
その点がより好きだと思ったなー。

カッコつけた言い方をすれば、私の中で初めてこの物語が完結した気がした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: さ行
感想投稿日 : 2012年12月12日
読了日 : 2012年12月12日
本棚登録日 : 2012年12月12日

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