映画秘宝EX 映画の必修科目01 仰天カルト・ムービー100

  • 洋泉社 (2011年9月8日発売)
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感想 : 13
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カルト映画とは、万人受けしなくても、一部の熱狂的な信者に指示されている作品を言う。この本では、タランティーノやロバート・ロドリゲスだけでなく、デ・パルマやデヴィッド・リンチなどのカルト映画監督の作品をまんべんなく押さえていて、関連作品も紹介しているし、カルトムービーの歴史やカルトムービー映画の監督の簡単な紹介など、カルト映画入門書として、楽しく読めます。タランティーノ(パルプフィクション)、ブライアン・デ・パルマ(ミッドナイトクロス、スカーフェイス)、デビッド・クローネンバーグ(ビデオドローム)、ジョン・カーペンター(遊星からの物体X)、リドリー・スコット(ブレードランナー)、デビッド・リンチ(イレイザーヘッド、ブルーベルベット)、スタンリー・キューブリック(時計仕掛けのオレンジ)、レポマン、ブルースブラザース、マッドマックス2、冒険者たち、ブレックファストクラブ、ビートルジュース、赤ちゃん泥棒、ハートブルー、ファイトクラブ、フロムダスクティルドーン、レクイエムフォードリームなど評価が高い作品だけでなく、フリークス、悪魔のいけにえ、片腕ドラゴン対空飛ぶギロチン、ピンクフラミンゴ、ケンタッキーフライドムービー、悪魔の毒々モンスターのようにマスコミの良識派に断罪されたり、Z級の賛否両論の評価を得ている作品も余すことなく紹介しているし、映画マニアとして名高い成海璃子や中川翔子や鳥居みゆきが選んだカルトムービーや、崖っぷちアイドルが選んだカルトムービーなども興味深いし、「あの巨匠も実はカルトだった」ではリュックベッソンやサムライミやリドリー・スコットなどのかつてのカルトムービー監督の巨匠に対する映画マニアの愛憎が見えて面白いし、真の映画マニアに読んで欲しい映画本です。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年9月23日
読了日 : 2023年9月23日
本棚登録日 : 2023年9月23日

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