西村(堺雅人)は、ドームふじ基地へ南極観測隊の料理人としてやってきた。
限られた生活の中で、食事は別格の楽しみ。
手間ひまかけて作った料理を食べて、みんなの顔がほころぶのを見る瞬間はたまらない。
しかし、日本には妻と8歳の娘と生まれたばかりの息子が待っている。
これから約1年半、14,000km彼方の家族を思う日々がはじまる。
南極調査隊の寒さや孤独との戦いと調査、南極調査隊の励ましになる美味しい料理を作る料理人の日々。
ユルいコミカルなタッチで描いているので、クスクス笑えます(夕食の材料に伊勢エビがあるらしいと聞いた調査隊がエビフライを目当てに急にやる気を出したり、水を雪から作る増水作業、いつも誕生日を忘れる隊員のために誕生会を開く、南極で草野球やったり、裸で記念撮影したりなど)。巨大なエビフライ、具が大きい豚汁やおにぎり、誕生会やミッドウィンター祭のご馳走、分厚い肉を食べたいなど隊員のリクエストや無理難題に最大限応えた美味しい料理の数々、堺雅人たち演技派俳優の素に近い演技、やんちゃな大人の男同士の絆が可愛い傑作コメディ映画です。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2024年3月16日
- 読了日 : 2024年3月16日
- 本棚登録日 : 2022年12月21日
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