受験脳の作り方―脳科学で考える効率的学習法 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2011年11月28日発売)
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感想 : 159
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一流の脳科学者の池谷先生による本。受験生のときに読んでおきたかったな。

*出力を繰り返すことによって脳は記憶していく。脳は入力作業・出力作業どちらもできるが、圧倒的に出力が得意なのが脳なのである

*人は、目よりも耳で言ったことのほうが記憶に残る。何かを覚えるときは、五感を駆使して全てで覚えようとすることが大事

*小学生時代は、知識記憶が優勢。それに比べて、中学生ぐらいになると、経験記憶で覚えていくことが得意になる

*ひらめきは、パターンの記憶ー方法記憶が豊富にあるからこそできる。棋士は、自分が対局したある場面を簡単に再現することができる。それは、棋士の頭の中には膨大な棋譜ー対局経験があるからである。その中のどれかを取り出すという形で、棋譜が再現できる。そうなると、素人がテキトウに並べたような棋譜は、記憶できない

*天才は、方法記憶を駆使して物事にあたっている。例えば、池谷先生は九九を覚えていないが、九九を計算するための方法だけは覚えている。そのような原則・適用範囲が広い論理を見つけ出すことで、少ない負荷で高い生産性をあげている

*空腹時の方が脳は記憶しやすい。ご飯前は勉強タイムだ。

*物事の理屈はきちんと覚えるほうが、記憶しやすい

*毎日同じ時間に起きよう

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2019年3月14日
読了日 : 2019年3月14日
本棚登録日 : 2019年3月14日

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