精神を病んでしまった事により家族・親類から見放され、病院での生活を余儀なくされる患者たち。
身の回りに精神病患者がいないが、もし身内に発症したとして、今までと同じように声を掛けられるのか…と思う。
開放病棟であっても社会から隔絶されているという意味では閉鎖病棟と同じ。
でも中にいる患者は、確かに心を持つひとりの人間で、世捨て人になったわけではない。外に出たい、家族といたい、人らしく生きていたいはず。
20年余りも共に過ごしてきた友人達が互いの「生きる未来」を支え合う姿に爽やかな気持ちになった。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年2月20日
- 読了日 : 2021年2月20日
- 本棚登録日 : 2021年2月20日
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