外界へ一切コミットせずに一生自分のメガネをかけ続け、そのレンズを通して世界を見ていたらこの世界の果てのような場所に辿りつけるのか。
生々しいエネルギーと情動をこれでもかと突き付けてくる妥協のない世界に受け止める側のキャパシティが足りず眩暈さえしてくる。ただの引きこもりのじいさんでしかなかったはずの人物の中に、歴史上の芸術家の中でも稀な、莫大な表現欲を見る。
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- 感想投稿日 : 2016年12月23日
- 読了日 : 2016年12月23日
- 本棚登録日 : 2016年12月23日
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