AさせたいならBと言え (教育新書)

著者 :
  • 明治図書出版 (1988年12月1日発売)
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本棚登録 : 233
感想 : 26
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「AさせたいときにA」と直接的に言うのではなく、「AさせたいならB」と間接的に伝えて、子どもを知的に動かそうという内容。
間接的に伝えることで、子どもはBの言葉に惹かれて思考を巡らし、AとBの差を子どもが埋めて動けるようになるということだろうか。
教師側の発想としては、教師がさせたいことを抽象的に捉え直して、別の具体的な指示に落とし込むことなのだろう。
Bに入る「①物 ②人 ③場所 ④数 ⑤音 ⑥色」はどの子も共通してイメージをもてるものを設定するのが良いのだろう。
子どもを動かす原則について述べられた本だけれど、『子どもを動かすとは、「子どもの心を前向きに動かす」なのである。』ことは忘れずにいたい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年3月22日
読了日 : 2021年3月22日
本棚登録日 : 2021年3月22日

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