モノを作る人の情熱が伝わる1冊だった。
先日、付き合いで小劇団の舞台を見に行ったため、演劇を題材にする『シアター』を再読しようと思った。
その舞台を見終えて彼らが好きなことを何歳になっても続けていることを羨ましいと思った。と、同時に実際どのくらい演技で食べていけるのだろうと疑問に思っていたため、この本で演劇への解像度をかなり上げられて良かった。
実際知人が小劇団での活動にのめり込んでいたら本当に不安になると思う。私が司の立場なら絶対巧に辞めてほしいと思う。だが、司は猶予を与え、全力で勝負ができる状態を整えてあげてとても優しい。私は司と巧なら司派!!!
そこまで長くない本で、舞台での台詞などが尺を取っているため、キャラの印象が少し薄い。巻頭のミニポスターで何回か名前とキャラを確認する必要があった。有川先生の描くキャラクター好きの自分としては『シアター2』でもっと彼らのことが知れたらいいと思う。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年6月30日
- 読了日 : 2023年6月30日
- 本棚登録日 : 2023年6月27日
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