ユーザーストーリーマッピング

  • オライリージャパン (2015年7月25日発売)
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多くのユーザーのなかから一人に絞ってその人を満足させるとしたら、誰にする?

海外の人はこの手の質問が非常に上手い。問いが自由で本質的。

ー基本的な質問ー
大きなアイデアとはなにか?
顧客は誰か?ユーザーは誰か?
彼らはなぜ製品を使いたいと思うか?なぜ私たちがそれをつくるのか?我が社にとってどんな意味を持つのか?

すべてのリリースを実験として扱い、何を学びたいのかを忘れないようにする。リリースすると区切りのごとく打ち上げしてしまうが、本来ならKPI達成時点で打ち上げするべきだ。開発をしているうちにビジネスの目的が見えなくなっていく。

■ストーリーマッピングの6つのステップ
1.問題の枠組みを明らかにする
2.全体像をマッピングする
3.掘り下げる
4.リリース戦略を切り出す
5.学習戦略を切り出す
6.開発戦略を切り出す

学習戦略という考え方が斬新。

■ユーザーストーリーを確定するための3層構造
1.最初は粗いステップを明らかにする
2.ユーザーロールごとに細かいアクティビティに分割する
3.「〈ロール〉という立場から、私は〈価値〉を得るために〈機能〉が欲しい」という形式で具体化する。

例)
〈ユーザータイプ〉として、私は〈これこれの結果を得る〉ために、〈これこれ〉をしたい。
バンドマネージャーとして、私はチラシをカスタマイズするためにイメージをアップロードしたい。→ここから議論がはじまる

ーロンジェフリーズの3Cー
カード・・・ソフトウェアに望むことをカードに書いていく
会話・・・集まってどのようなソフトウェアをつくるかについて会話する
確認・・・ソフトウェアが完成したことをどのように確認するか意見を統一する(受入基準、デモ)

全体を可視化して議論する。見えているカードに対して意見を積み上げていくのだ。

ーぼやきー
価値とは何だろうか?どうパターン化されるか。
パターン化できるならばフレームに則って価値検討、実現手段に落とせる。価値とはなにか

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2019年10月26日
読了日 : 2019年10月26日
本棚登録日 : 2019年10月26日

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