東洋医学式 女性のカラダとココロの「不調」を治す44の養生訓

著者 :
  • 原書房 (2015年11月10日発売)
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感想 : 9

東洋医学の世界観が好きだから読んでて楽しかった。
冷えとりやったことがあって、半年くらい?続けたんだけど
10枚も重ねて履いてるのにだんだん足が冷たくなっていくのを感じて疑問を抱いて止めた。
経皮毒とか、そういうのに近い概念だと思う。私に正しい東洋医学の知識が無かったから、まさに冷えとりの本を読んで書かれていること全部東洋医学のことだと信じ込んでしまった。半分宗教だと思うあれは。
そのモヤモヤとした気持ちをスパッと斬ってくれた気がして、冷えとりのところを読んでてすっきりした。

あと、ですます調ではなく口語体で書かれている実用書なのに、全く嫌な感じがしないのは驚き。大抵知識形の本で口語体で書かれるとその著者の話し方が気になって内容が入ってこないんだけど、この人のは読みやすい。なんでだろう。

養生の基本があっさり分かりやすく書かれていたのがすごく良かった。ここだけを勿体ぶって一冊ダラダラと書く人もいるから、こう読んでて「何が言いたいの?」状態にならないのは有難い。

後半は怒涛の勢いでスピリチュアルの話になった。
子宮とスピリチュアルを掛け合わせたメソッドをビジネスにしている人を知っているから
女性が身体のことに携わると、どうしてもスピリチュアルに近しい世界になるのかなと思った。
確かにスピリチュアルらしい表現をされるときもあるけど、布ナプキンは単純に心地いいよ。
紙ナプキンよりも生理痛が軽くなったし、お股がぽかぽかする。それに独特の嫌な匂いが少なくなる。
蒸れることも無くなるからお股周辺の皮膚がかぶれなくなった。(あくまで個人の感想)

前半は単純に知識の部分が多くて面白かったけど、後半は著者の価値観が全面に出てきてちょっと嫌だったな。
ある物事に対して、感情的に接するか理論的に接するかどちらか一方の態度を貫いて欲しい。
理論的に考える人が途中から感情的に話すようになると混乱するし、私もつられて感情的になってしまうから。
これは本に限らず現実でもそうですね。

ペットボトルや爪楊枝のは面白そうだけどやらないかな。めんどいし。
養生の①よく寝る ②旬のものを食べる ③運動する は基本でどこでも聞くことだからこれからも日々の自分の体調に合わせてそれなりに対処していくよ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 生活系
感想投稿日 : 2023年5月4日
読了日 : 2023年5月4日
本棚登録日 : 2023年5月4日

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