アラン ブース「ニッポン縦断日記」から日本縦断つながりで読む.
著者は私は知らなかったがかつて戦場取材に活躍したカメラマンらしい.新聞,雑誌に寄稿しながらの日本縦断の徒歩旅行である.妻が自宅から様々にサポートし,途中では荷物を持ってきたり持ち帰ったりしてくれる.また旧知の人たちが地元で歓迎し,時には一緒に歩く.新聞を見た人がものをくれる.という感じでブースのように一人で格闘する感じはない.日本海沿いの幹線道路を歩くことが多いのも,山道が多かったブースとの違い.どちらに共感するかと言えばガイジンだが普通人であろうとするブースだ.非常に特別な立場にある人しか,この本のような旅はできないだろう.
また著者は歩きながらも,国際情勢を気にかけ,日本の政治を憂える.私からみればせっかく歩いているのにそんなこと考えなくてもと思ってしまう.楽しくなさそう.
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
散歩・旅・外国暮らし
- 感想投稿日 : 2011年4月15日
- 読了日 : 2011年4月15日
- 本棚登録日 : 2011年3月18日
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