世界史の中のパレスチナ問題 (講談社現代新書)

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  • 講談社 (2013年1月18日発売)
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パレスチナでありイスラエルである土地をめぐる紛争問題を考えるために知らなければならない複雑な歴史。

一時的な避難で土地を離れ、現在も戻れず離散したままのパレスチナ人の存在や、近代の国民国家に内在する民族的排他性など。境界線を決めれば済む問題ではなくなり、また中東の近代化を西欧のそれと同じように考えること自体が西側の視点なんだと理解した。

欧米列強の外交が中東問題を深刻にしてきたが、今後のパレスチナ問題解決には列強の関与が不可欠だという。

現在の、特にガザの絶望的な状況を知ってこの本を読みました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 国際情勢
感想投稿日 : 2019年4月29日
読了日 : 2019年4月29日
本棚登録日 : 2019年4月28日

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