松井秀樹選手の特番作成を機に若きディレクターと出会った作家。その青年は失踪した恋人を十余年たっても忘れられずにいた。ドキュメンタリー風の前半と、失踪した恋人の「事情」が語られる犯罪小説としての後半。この構成が物語をぎくしゃくさせている一方で深みを出しているとも言える。アウトロー小説を書かせるとやはり巧いなあ。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2017年6月30日
- 読了日 : 2017年6月30日
- 本棚登録日 : 2017年6月14日
みんなの感想をみる