進化しすぎた脳―中高生と語る「大脳生理学」の最前線 (ブルーバックス)

著者 :
  • 講談社 (2007年1月19日発売)
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感想 : 374
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「脳はもっともっとポテンシャルを秘めている」
脳は身体というハードに合わせて進化するとのことです
4本指で(2本くっついて)生まれても後天的に手術で切り離せば5本目の指を動かす脳の部位が生まれます。
端的にスポーツや音楽でもそうですがタイピングも脳が鍛えられるからスピードが上がるんでしょうね。
もしかしたら義指や義手を脳で直接動かせるようになる時代も近いのかもしれません。

「脳が乗る体の構造とその周囲の環境が大事」
「能力のリミッターは脳ではなく体」
脳のポテンシャルは恐ろしく高くて人間のハードの状況が追いつけば例えばテレパシーとかも可能なのかもしれません。
脳の思考が超音波で出せるならそれを受容する脳機能が鍛えられたらそれはまさにテレパシーなんやと思います。
誰もやったことない、やり方がわからないだけでそれが解明されればできるようになるんやと思います。

「正しい知識をいかに持っているかどうかでアイディアを思いつくかどうかもまた決まってくる」
「やっぱり日頃の勉強や努力のたまもの」
これは最先端の脳科学だけでなく理系文系問わず真理やと思います。
知識があることである程度道筋は絞られるわけで
あとはいかに思考の中で展開していって最適解を見つけるかだけなんで。
この真理は知ってるか知らないかで努力の方向性を正しく導けると思います。

「いまの人間の脳は宝の持ち腐れ」
ニュータイプの時代はそこまできてるのかもしれません。
結局この本を読んで一番驚いたのはここかもしれません。
人間の脳にはめっちゃ可能性があるんやなあと。
ただ今すぐテレパシーとか背中に羽を生やすとか無理なんで今できることで脳力を高めていきたいと思います。
早く本を読むのもそうです。
自分の限界を超える。
そのために脳の仕組みを知る。
これは僕だけじゃなく全ての人の役に立つことなんかなあと思います。

本書は子供達に読んでほしいです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2021年7月25日
読了日 : 2021年7月25日
本棚登録日 : 2021年6月17日

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