今回の本はドキュメント
僕は今週から学習ボランティアに参加させていただいてます。
「経済格差」を「教育格差」にしない
というライフワークに向けてようやく1歩目を踏み出したところです。
いろいろと本を読んで知る中で一番感じるのは「親の格差」です。
本書では経済的問題のみならず「文化資源のなさ」「心理的孤立」が大きな問題としてあげられています。
いわゆる昔は経済的には困窮していても文化的、精神的に高尚な家庭はたくさんありました。
僕の友人でも奨学金を受けながら大成した子もたくさんいます。
しかし今は経済格差が全ての格差の根本になりつつあります。
本書に「親の期待格差」という言葉があります。
親自身がすでにいろいろや意味での教育を受けていないことで自分にできないことは子供にもできないと考えてしまう。
そして刹那的に「今が良ければいい」「自分さえ良ければいい」となってしまいます。
親が子供に期待しないとすればどんな社会になるんやろうと思います。
今般の虐待事件をひくまでもなく子供と男を比べて男を取るという選択は本書の中にも枚挙に暇がないところです。
期待されないだけでなく「握っていた手を離される」絶望感は如何許りかと思います。
僕自身これから実践していく中でいろんな子供達に出会うことと思います。
その時に頼れる大人になりたいなぁと思います。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2019年9月7日
- 読了日 : 2019年9月7日
- 本棚登録日 : 2019年8月13日
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