無実はさいなむ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

  • 早川書房 (2004年7月1日発売)
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本棚登録 : 428
感想 : 44
5

冒頭から怪しい様子で、これから殺人が起こると思った。
主人公が向かったのは、2年前に殺人事件が起こった家。そこに住む子供のいない夫人が殺されていた。夫人は、戦争孤児を引き取り夫と共に暮らしていた。解決していた事件が冤罪だったことによる家族のもつれを描いている。最後まで犯人はわからず、読み応えありでクリスティのミステリーの良さを再認識した。「そして誰もいなくなった」と同等な満足度だ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリー
感想投稿日 : 2014年4月28日
読了日 : 2014年4月23日
本棚登録日 : 2014年4月6日

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