ブクログ ピックアップで取り上げていて、おもしろそうだったので読んだら、やっぱり面白かった。子どもも大笑い。
お腹がすいた独り者の主人公のおじさんは自分で食事をつくる(偉い!)のだが、食べるのに疲れ果て、皿をあらわずに残していく。
食器がなくなると、灰皿や、石鹸入れまで取り出して。。。
大量に残った食器の始末をどうするか。
ほら吹き男爵のはなしのような突飛さ。
「そんなわけないでしょー」と言いながら、読んでて爽快な気分に。
物語は、常識を超えて、風穴をあけてくれるところが面白いんだよな。
子どもにも分かりやすい笑いのポイントであるのも重要。
普段の生活でも、作るのは楽しい、食べるのも楽しい、でも後片付けはめんどくさい。
こんな、皆思っている気持ちが、共感できる。
荒唐無稽な話なんだけど、これを気持ち良い話にしているのは、挿絵の上品さが大きく寄与していると思う。
洗わない食器が部屋の中の至る所にある、いわばごみ屋敷のはずだけど、かわいらしくなってしまう。
絵の力ってすごいなー。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2020年1月20日
- 読了日 : 2020年1月19日
- 本棚登録日 : 2020年1月19日
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