本当はこんな歌

著者 :
  • アスキー・メディアワークス (2013年5月21日発売)
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本棚登録 : 341
感想 : 39
4

映画評論家の町山さんの本。

洋楽の歌詞が普通に受け取られているのと違い、実はこういう歌詞だったという本。

私は洋楽の歌詞をあまり理解しようとしないタイプなので、なるほど~と知らない事ばかりで面白かった。

映画評論では、メジャーなものもマニアックなものも幅広く、鋭く批評しているイメージだが、この本に紹介されている曲は、割とメジャーな有名曲が多く、町山さんのイメージからは意外だった。

印象に残ったのは以下。

Pearl Jam  Jeremy
この曲は知っているけど、こんなに大変な悲劇を書いていたのは知らなかった。それを知って改めて聞くと数段かっこよく聞こえる。

OzzyOsbourne CrazyTrain
亡くなったギタリストのランディーローズを追悼するイメージばかりだったけど、戦争反対のニュアンスもあったとは。
ブラックサバスのWarPigsも反戦なんですね。
ジョンレノンを敬愛する平和主義というのも私の考えるOzzyのイメージと違って、より好感が持てました。

BeastieBoys SureShot
もともと好きなアルバムの曲だけど、いままでの悪ガキ路線を改める、マジモードの宣言だったんですね。

System Of a Dawn B.Y.O.B
メンバー全員がアルメニア難民というのは知らなかった。
イラク戦争への反対のメッセージだったのも。
政治的なイメージがあまりなかったのだけど、勉強不足でした。

NeilYoung Cortez the Killer
聞いたことなかった曲で、ギターがとってもかっこいい。
これは歌詞ではなく、曲を紹介してもらったことに感謝。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2020年11月4日
読了日 : 2020年11月4日
本棚登録日 : 2020年11月3日

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