映画評論家の町山さんの本。
洋楽の歌詞が普通に受け取られているのと違い、実はこういう歌詞だったという本。
私は洋楽の歌詞をあまり理解しようとしないタイプなので、なるほど~と知らない事ばかりで面白かった。
映画評論では、メジャーなものもマニアックなものも幅広く、鋭く批評しているイメージだが、この本に紹介されている曲は、割とメジャーな有名曲が多く、町山さんのイメージからは意外だった。
印象に残ったのは以下。
Pearl Jam Jeremy
この曲は知っているけど、こんなに大変な悲劇を書いていたのは知らなかった。それを知って改めて聞くと数段かっこよく聞こえる。
OzzyOsbourne CrazyTrain
亡くなったギタリストのランディーローズを追悼するイメージばかりだったけど、戦争反対のニュアンスもあったとは。
ブラックサバスのWarPigsも反戦なんですね。
ジョンレノンを敬愛する平和主義というのも私の考えるOzzyのイメージと違って、より好感が持てました。
BeastieBoys SureShot
もともと好きなアルバムの曲だけど、いままでの悪ガキ路線を改める、マジモードの宣言だったんですね。
System Of a Dawn B.Y.O.B
メンバー全員がアルメニア難民というのは知らなかった。
イラク戦争への反対のメッセージだったのも。
政治的なイメージがあまりなかったのだけど、勉強不足でした。
NeilYoung Cortez the Killer
聞いたことなかった曲で、ギターがとってもかっこいい。
これは歌詞ではなく、曲を紹介してもらったことに感謝。
- 感想投稿日 : 2020年11月4日
- 読了日 : 2020年11月4日
- 本棚登録日 : 2020年11月3日
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