ソフィア・コッポラ印のgirly&Rockな作品。
等身大のふつうの女子が、身の回りのことと素直な感情で向き合う。
ただ、そのふつうの女子は王妃でした。
80年代のロックが、MTV的な、享楽の雰囲気に合っている。
まるで、現代人(バブルくらいの人々)がカツラをかぶって、仮装で集まり、わいわいやっているように見えてくる。
フランスの話なのに英語。
この映画の本質として、英語がかなり似合っている。
例えばヴィスコンティの映画で英語版があるが、あれには、違和感を感じてしまう。
イタリア人が撮ったイタリアの話なのに、世界に向けて英語??という気持ち悪さ。
だが、この映画はフランスの話なのに、英語でよい気がする。
ある意味フランスのスノッブさを批判しているような、外部目線の切り取り方として納得感がある。
その他、良いところ
・映像が美しい。
→ どのショットも、かわいく絵になる。
・ロックの選曲
→ オープニングのギャングオブフォー
かなりかっこいい。
・ラストの静止画(写真)の締めが、かっこいい。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2019年7月26日
- 読了日 : 2019年7月25日
- 本棚登録日 : 2019年7月25日
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