共に過ごす幸せなとき…
共に過ごすために費やしたとき…
読んでいる最中よりも読み終わって振り返るといいなと感じる小説です。
物語は…
幼馴染みと十年ぶりに再会した浩介。
かつて「学年有数のバカ」と呼ばれ冴えないイジメられっ子だった真緒は、モテ系のデキる女性へと驚異の大変身を遂げていた。
いくつかの謎を秘めて…
深夜になっても読み切ってしまった。
読み進めるうちに、不安が広がっていく。
ワクワクじゃなくって、ドキドキとも違う。
不安に感じた原因はきっと結末への恐れだったに違いない。
ハッピーエンドなのか、アンハッピーエンドなのか
不安に感じるということはハッピーエンドを望んでいたからに違いない。
真緒と浩介のバカっぷり、陽だまりの温かさを失って欲しくない。
真緒が抱えてきた謎を、ちゃんと二人で乗り越えてきたからこその幸せなときが心地よかったから。
幸せな物語、ミステリー、ファンタジー好きな方に贈る小説です。
ぜひ2回読んでください。
私の本棚にまた一冊ステキな小説が増えました。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
文学・評論
- 感想投稿日 : 2013年4月7日
- 読了日 : 2013年4月7日
- 本棚登録日 : 2012年11月17日
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