平成 単行本 – 2002/8/1
当時の雰囲気が鮮やかによみがえる
2012年9月12日記述
青山繁晴さんによる2002年に出版された小説。
小説ではあるもののそれは明らかに青山さんが体験したことを思い返す形で綴られている。
仮名になっているのは関係者に迷惑をかけないためだろう。
夜討ち朝駆けの大変さなどメディアの記者職の仕事の実態を感じ取るのにも良い本であると思う。
中曽根康弘元総理のことも出てくる。
はっきり言って後釜の総理を影から操るようなことをしていたのは最悪だなと思えた。
責任を取らない立場でやんややんや言う姿勢は政治家に限らず醜悪だ。
本書では平成という元号がどのように決まるのかを追いかけることも書かれていて面白い。
昭和が終わり平成がはじめる当時の雰囲気が鮮やかに蘇ってくる作品といえるのではないだろうか。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年1月16日
- 読了日 : 2022年1月16日
- 本棚登録日 : 2022年1月16日
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