虚構のアベノミクス――株価は上がったが、給料は上がらない

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  • ダイヤモンド社 (2013年7月5日発売)
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虚構のアベノミクス――株価は上がったが、給料は上がらない 単行本(ソフトカバー) – 2013/7/5

日本が復活するには地道な改革努力を続けることが必要だ
2013年10月15日記述

野口悠紀雄氏の著作。

過去の出版作品と似た内容でもある。
アベノミクスの問題点に関して論じている。
アベノミクスは実体経済の構造を改革するものではないとして批判している。

各種データを分析しつつなぜ実体経済を改革しないといけないかを説いている。
しかし少々難しめだ。
重要な指摘として痛み止めとしての金融緩和ではなく、古いものを打破し新しい産業をおこすことが必要であるいうことだろう。

日本が復活するには地道な改革努力を続けることが必要だ。
ほぼ納得できるし同意することばかりではあった。
しかし移民を積極的に受け入れるという提言には少々疑問を感じた。
欧州各国での問題の根っこに移民問題が絡んでいるからだ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2022年1月16日
読了日 : 2022年1月16日
本棚登録日 : 2022年1月16日

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