バレエ・メカニック (ハヤカワ文庫 JA ツ 2-1)

著者 :
  • 早川書房 (2012年1月25日発売)
3.50
  • (25)
  • (39)
  • (45)
  • (15)
  • (5)
本棚登録 : 518
感想 : 59
3

奇妙なタイトルに惹かれる。1920年代の前衛的な人間の出てこないバレエを創造した芸術活動から借りたシュールな作品。

9年前に昏睡状態に陥った理沙の脳内活動と現実の東京がリンクしてくる。バラードを思わせるタイトル作から第3章までの構成。タイトル作はとてもシュールで面白いのですが、だんだんテクノロジー的なわかりやすいお話になってくる。自分的にはそんな説明的にならなくても良かったかな。

猛暑のなかでシュールなバラードを読みたくなってきたぞ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: SF
感想投稿日 : 2018年7月21日
読了日 : 2018年7月21日
本棚登録日 : 2018年7月21日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする