予言がはずれるとき: この世の破滅を予知した現代のある集団を解明する (Keisoコミュニケーション)

  • 勁草書房 (1995年12月5日発売)
3.52
  • (3)
  • (10)
  • (10)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 271
感想 : 15
4

黒人はジャズには向いているが、数理的なものには向かない、という偏見をもっている。目の前に黒人の偉大な数学者が現れる。自分の認知に合致しない不快なものになる。認知的な不協和。不快感を減らしたい。認知を一貫させたい。現実を否定しはじめる。きっと父親が白人だったのだ。認知的な不協和がいやなので、人は自分のすでに持っている意見や態度に一致する情報を探し求め、一致しない情報を回避する。選択的に情報に接触する。▼面白くない仕事でも給料が高いと、報酬のためにやっているのだと正当化できる。しかし、面白くない仕事で給料が安いと、報酬のためという正当化ができない。そこで「仕事が面白いからやっている」と無理やり合理化する。レオン・フェスティンガーFestinger1957

読書状況:いま読んでる 公開設定:公開
カテゴリ: 社会学・政治学
感想投稿日 : 2021年8月9日
本棚登録日 : 2021年8月9日

みんなの感想をみる

ツイートする