ブータン、これでいいのだ

著者 :
  • 新潮社 (2012年2月1日発売)
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■解説
ブータンってみんな幸せそう。現地で公務員として働いたからこそわかる「幸せ」の秘訣。初雪の日はいきなり祝日、仕事は定時までで無理せず残業ゼロ、スケジュール管理は手帳なしで覚えられる範囲まで。だから仕事は遅々として進まないけれど、気にする風もなく、なぜかやたらと自信だけは満々――首相側近を務めた著者が語る、「幸せ」の意味と笑顔のレシピ。問題山積みだけど、ブータン、これでいいんだよね。
■感想
ある雑誌の編集長から、素敵な女性がいると教えてもらったのが、御手洗瑞子さんだった。ブータン首相フェローという職に憧れもあるが、この本を読むと行間からその大変さやジレンマが感じられる。優しい文体でブータン社会を述べつつも、じゃあ日本はどうする?と鋭く課題を突きつけられているような気になる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: エッセイ
感想投稿日 : 2012年5月13日
読了日 : 2012年5月13日
本棚登録日 : 2012年5月13日

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