AIの進化が技術的特異点(シンギュラリティ)を超えたとき、人類はAIに滅ぼされてしまう危険を警告する。
TVプロデューサーだけあって、危機感を煽られる書き方ではあるし、ホーキング博士やビル・ゲイツらとともに、AIによる人類滅亡を説く有力人物の五本指みたいなのにも入ってるらしくて、そこまでデタラメばかり書いてるのでもないのかな、と思うけど、ポジティブ・シンギュラリティ論者らの主張が少なく、著者側の主張も一方通行感があり、この本だけでシンギュラリティをネガティヴに捉えることは出来ないな。ポジティブ・シンギュラリティ論者のカーツワイルをこき下ろしたりするのは、感情的な感じがして、あんまり真面目に読む本じゃないのかな、という感じがしてしまった。決めつけと、杜撰と感じる推論もあり、もう少し人工知能の危険性については別の本を読まなきゃよくわからないな、という印象。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2016年8月18日
- 読了日 : 2016年8月18日
- 本棚登録日 : 2016年8月18日
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