緑のアルダ 千年の隠者 (緑のアルダシリーズ) (コバルト文庫)

著者 :
  • 集英社 (2003年7月25日発売)
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本棚登録 : 200
感想 : 14

ヨールが千年前の出来事に抱く想い。正直、彼は自分を責めすぎだと思います。
自分だけがあの悲劇を止められたと本気で思うなら、それは傲慢です。人の心は、自分自身ですら扱いかねることがあるのに、他人においてはなおのこと。
彼が彼女に向ける感情も複雑でしょうが、彼女が彼に向けるものはそれ以上でしょう。それでも、彼女は使者を差し向けた。いつか、二人が会ったときに話される言葉は、何でしょう。望むらくは謝罪以外であってほしいと思います。
そして再登場の魔法使い。さり気にこちらも謎だらけ。よくよくウルファと敵対する立場にあるんですねぇ。あ、こっちの雇い主のほうが先か…。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 榎木洋子
感想投稿日 : 2010年5月15日
読了日 : 2005年7月5日
本棚登録日 : 2010年5月16日

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