大騒ぎしたわりには、すとんと落ち着きました。
むしろ最初から知らせていれば、無用の騒ぎだったような気がしますね。
ただ、想うだけで相手を衰弱させる…死者と生者の差は、それほどに大きい。断ち切れぬ思いを抱えていては、成仏することもかなわず、行き着く果ては、鬼。
同情すればいいというものでもなく、哀れみを持てばいいというものでもなく。
人の心は難しいです。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
渡瀬草一郎
- 感想投稿日 : 2010年5月15日
- 読了日 : 2006年3月4日
- 本棚登録日 : 2010年5月16日
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