続きが出るとは思いませんでした。この作者の中で一番好きなシリーズなので嬉しいです。
梨花の『酒乱』の謎が氷解。うん…確かにこれは、人様には見せられないですね。(苦笑)
吉平の弟吉昌、初登場。兄弟いたんですね、一人っ子だと思ってました。
声も出るようになって、(それにしても産声って水中呼吸からの切り替えのはずで、これが出ないってことは呼吸が出来ないってことじゃないかと思ったり)ひと段落。これからどうなるかは分かりませんが、向けられる愛情は分かっているようなので問題ないかと。
吉平と貴年は…まあ順調?(笑)放っておいても、貴年は吉平には勝てないっぽいので、きっと押し切られることでしょう。
時継と保胤の場合は、保胤の覚悟が決まるか否かが分かれ目でしょうか。特異な家柄といっても、紛れもなく貴族ですからね、時継は。この時代では、身分違いということになるのでしょう。まだ彼は、時継をそこまでの目では見ていないようにも思えます。童女並みの天真爛漫さを発揮する時継にも、問題はありますが。どこまで分かっていっているのかとか。でもまあ、娯楽小説なのでそこはそれ、早いとこ覚悟を決めていただきたいものです。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
渡瀬草一郎
- 感想投稿日 : 2010年5月15日
- 読了日 : 2007年3月13日
- 本棚登録日 : 2010年5月16日
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