この作品は谷崎潤一郎氏の没後50年にあたって新全集が刊行され、その版元から谷崎作品にちなんだ描き下ろし作品が何人かの第一線の現代作家に委託されたうちの一つだそうです。
谷崎氏の名作「細雪」の登場人物の名前やキャラクターを拝借し、戦争前後の芦屋が舞台だった細雪から、現代の東京にうつした物語になっています。
4人の女性たちのキャラクターがはっきりしていて、とても面白い作品でした。
霊的なものが活躍するので、好みが分かれるところではありますが、三浦しをん氏らしい作品に仕上がっていました。
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- 感想投稿日 : 2019年10月2日
- 読了日 : 2019年10月2日
- 本棚登録日 : 2019年10月2日
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