筆者は、大学の講義で「学生に質問させてその内容から評価をする」という評価方法をとっている。その問答を本にしたもの。
(紙面の関係上とはいえ)論理的にばっさり淡々ズバズバと質問に付けられていく解答。「わあ、これもう犀川先生や」と思わずにはおれなかった。「生協の白石さん」の対極をいく問答集。
面白いと思いながら読めた半面、「嫌もうちょっと知りたい」と不完全燃焼に終わる部分もあって、星は3つ。つい「自分ならどんな質問をするのだろうか」とか考えたり、「良い質問だ」と言われたいと考えてしまったりして。ちょっと萌絵気分を味わえたりする。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
森博嗣
- 感想投稿日 : 2010年12月3日
- 読了日 : 2010年12月3日
- 本棚登録日 : 2010年12月3日
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