「本が燃える温度」、あまりにも生き急いだ人類が失いつつあるもの…。
徹底した思想管理体制のもと、書物を読むことが禁じられた社会。禁止されている書物の捜索と焼却を任務とする「ファイアマン」のモンターグは、偶然出会った女性クラリスの影響で、本の存在を意識し始める。テレビのままに動く無気力な妻リンダの空虚な生活と違い、クラリスは本に熱意を持っていた。・・・・・・
テレビに支配されて思考も思想も失った妻たちとクラリスの対比から、主人公が気づき、変わっていく様子が面白かった。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年2月28日
- 読了日 : 2021年2月27日
- 本棚登録日 : 2021年2月27日
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