作品解説(帯より):伊佐チエはいわゆる普通の女子高生……だったはずなんだけど……。彼女が卒業した小学校が、この世から忽然と消えてしまうという怪事件をきっかけに、何の因果か、ケッタイな獣たちが蠢く不可思議な世界へ行く羽目に。 そこはチエの曾祖父・小五郎のつくった夢の世界、夢羅。同級生のコザケンらを従え、夢羅に潜って、果敢に闘いを挑むチエ。 伝説の化け狐・キトネを追え! 操るは、先祖伝来の滅魔の銃! 『ルナ Orphan's Trouble』で第4回日本SF新人賞を受賞した奇才が描く、ネオ・ジャパネスク・アクションSF! 待望の受賞後第一作長編。
いやあ参った。参りました。『終末の海』と一緒に並べられていたので買ったわけだが・・・「えっ、別に賞取った作品じゃないの?」と読了後にカバーを外してから気付く。(まあ確かに読み進めるうちに、これって賞取った作品なのか?! という疑問が沸き起こっていたわけですが・・・)
作品は終始だらだらした展開が続く。もうとにかく「長い」の一言。テーマは「存在価値」だと思われるが、ここまで長くする必要性が感じられない。アクションというわりには文章に迫力もない。「読み直し」「書き直し」をしたのかさえも疑わしいほど設定が薄い。ナイナイづくしの作品だが、コメディタッチの表現力は○。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2017年2月1日
- 読了日 : 2005年4月28日
- 本棚登録日 : 2017年2月1日
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