下り坂社会とは、高齢化、人口減少、教育システムの崩壊など、すべてが下り坂の社会のことである。
しかし、下り坂社会は悪いことだけではない。下れるということは上ってきたということだ。
つまり、我々には成長した結果の貯金があるということだ。
貯金を利用しながら、下り坂社会を楽しもう。リラックスして生み出されたくだり坂社会の生き方は、
そのまま、同じく下り坂社会をいきる先進国のお手本となるかもしれない。
下り坂社会では、量的成長はみこめず、質的成長を望むしかない。
異常な低金利であるにもかかわらず、消費は伸びず、経済のグローバル化のため、もはや一国では経済コントロールもできない。
教育さえもサービス産業化し、大学でさえ自立の隠れ蓑のようになっている。
仕事の中身が見えないため、目的意識を失う若者も多く、看護士などの資格職業がもてはやされてきている。
貨幣価値は低下し、お金よりも、ルックスやカリスマ性など、無限の価値が高くなってきている。
こうして下り坂のなかからあらたに生み出された価値観は、まさしく長い下り坂を生きる知恵となる。
リラックスをして楽しみ、エネルギーをため、来るべきときに備えよう。
これからは高齢化社会、40代で花開き、60代で再び花開くことさえできる。
考えようによっては、ワクワクする社会ではないか。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
お金に対する考え方
- 感想投稿日 : 2010年12月17日
- 読了日 : 2010年12月16日
- 本棚登録日 : 2010年12月16日
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