夢見通りの人々 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (1989年4月7日発売)
3.52
  • (43)
  • (103)
  • (171)
  • (10)
  • (4)
本棚登録 : 1111
感想 : 81
4

人間はロボットじゃなくて、血が通っていて、いろいろ不具合があって、それぞれこだわりがあって、、、。みんな「きれい」じゃないよ。ということがよく分かる。
現実は生々しい。
第九章、春太がテープを光子に渡した後の春太の気持ちの描写。(p237)
中でも「前進しなければならない。自分は人間なのだから、前進しなければならないのだ」が、心に響く。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年2月25日
読了日 : 2022年2月24日
本棚登録日 : 2022年2月23日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする