天は人の上にひとを造らず…
の引用が解釈違いで残念と思ったら、そのエピソードが内容に深く関わってくるのね。
偉人たちのお金にまつわる格言がちょいちょい出てきて、お金の性質に触れていく。
万佐子とこれから家族として再出発するかの話合いの時に、お金や欲に対する考え方の違いで再出発しない方向に進むのは、小説として別れた方が進めやすい、結論ありきだったように感じであまり好きではなかった。現実的ではないというか、小説の中だからねという感じ。
本筋からはずれるけど、父親に対して「私にだって好きな男の子くらいいるんだから」なんていう子いるかな。変なところがご都合主義だなぁと感じる。
最初から映画にすることを前提として話が構成されている感じ。高校、大学生あたりでお金について知ってみたいと思ったときに触れる本としてよいかもと思った。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年1月22日
- 読了日 : 2022年1月24日
- 本棚登録日 : 2022年1月22日
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