億男

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著者 : 川村元気
  • マガジンハウス (2014年10月15日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (243ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784838727148

億男の感想・レビュー・書評

  • お金って何だろう?もし大金を持ったらどうなるのだろう?そもそもお金と幸せの関係とは?を問うような、ある意味哲学的作品。

    途中までは面白くて、あっという間に読み進めたけれども最後で何となく消化不良で終わったのが少し残念。

    個人的にはお金と幸せはイコールには思わないが、目的ややりたいことがはっきりしているならばお金は必要だと思う。それは、決して主体ではなく、手助けするための役割であれば尚更素晴らしいと思う。

  • 「お金」と「幸せ」の関係を求めて旅に出る一男と九十九。 難しい!唯一無二の絶対的な答えがあったら、古今東西の名エピソードは誕生せず、皆億男になっている。幾つかの答えの中で「金で買われん大切なものをいくつ持ってるかが人生の豊かさを決める・・・」この言葉は心に残つた。夢は宝くじの当たりを願いつつ、現実と思考は足元を見つめながら一歩づつ歩んでいこう。

  • 「お金で何でも買えるわけではない(例えば命)」はよく言われているが、「使い切れない大金を得ることで失うものもある。それは失って初めて取り戻せないことに気づく」ことを、3億円の宝くじにあたった貧しい庶民に、他方、一生使いきれないお金を持つ複数の人物に関わらせて、エンタメチックに書いた作品。
     川村元気は「世界から猫が消えたなら」も書いてます。
     実際にとても実行できませんが、万札を破る際の心理描写は非常にシンボリックです、あえていうならこの本の主役はお金と落語。

  • 十分なお金があったらもっと幸せになれるのに。そして十分なお金を得ても幸せを感じられない億万長者。金持ちでないけれど安らげる家がある、宝くじに当たる幸運は無いけれど事故に合う悲運もない。神様は完璧な幸せはお与えにならないと思えば、平凡な日々が良きものに思える。

  • 本屋大賞ノミネート作。だと今知った。だから買ったのか当時の自分。
    なんとなく、読み始めたけど章が分かれてて読みやすかった。
    疑うぐらいなら信じよう。保身のために疑うのなら、信じる勇気を持とう。と思えた。
    お金とは信用である。

  • 展開がおもしろい
    予想外っていいね

  • 万佐子の話から引き込まれて一気に読んだ。後味がよかった。

  • 欲によって人は生かされている。
    それは希望とも言う。

    必ずしも幸せはお金で買えることはないが、
    何かを得たいと願い、得たことを想像し、
    幸福であることを欲することは、
    わたしたちを確かに生かすのだ。

  • 大金というのは非常に強い力を持っている。その強い力に振り回された人たちの話しを、落語や伏線を散りばめながら、一つの映画のように軽快に描かれている。

    大金を得ても、果たして幸せな暮らしを続けることが出来るのか? 奥深いテーマを考えさせる一冊。

  • 川村元気ってバズるモノの作り方 心得てるから バズること狙って書いてるんやろうなあと思ってこれで感動してたまるかぁあって捻くれた感情で読んでたけど、泣けた(笑)負けた気分(笑)

    とにかく 内容が誰にでもきっと響くであろうお金の話。
    日々、お金のことは 誰もが悩むはず。宝くじでも当たって楽したいとか 湯水のようにお金湧いてけーへんかなあとか でも お金が欲しいんじゃなけて、お金で 欲を満たしたいってことで、お金さえあれば幸せではないんやなあと思った

    幸せに名前付けたがる本読みがちやけど、自分の中でこの本にも その教訓を感じられた

  • 弟の借金が原因で妻と娘に逃げられた一男はひょんなことから宝くじで三億円を手に入れる。お金の幸せな使い道がわからず途方に暮れているそんなとき、大学時代の親友だった九十九なら答えを教えてくれるのではないかと思い付き、彼の自宅のある都心の高層ビルに三億円を持って向かうのだった。

  • 難しいー

    とりあえず、
    大金を手に入れることが目標じゃなくて
    そこから先の生き方をよりよくする手段

    てこと?なのかな?

  • 一気読みでした。お金と幸せについて真剣に考える本。「それとともにある幸せは、誰かと一緒でなければ手に入れることができない」というところに答えがある気がしました。ささやかな幸せ程難しく、本当に失ってから気がつくということ、今の自分に合っていて、本に選ばれたのかな、とおもいました。

  • 億を手に入れた男の、金と幸せの答えを求める物語。億万長者の九九。そこから始まる、金はあるが平凡な幸せを掴み、金を嫌う女。金を持つのが怖く、金を稼ぎ続けることで不安を打ち消す、関西風のおじさん。九九を裏切ったことで他人から金を搾取し続けることで友への償いを示す男。一男がそれぞれを訪ね金と幸せの答えを求め歩く。

  • 結局「普通が一番」と言う事か。

  • 自分に欲はあるだろうか?それは、お金があれば満たされるものなのか、それとも、いくらお金を積んでも手に入れることのできないものなのか。考えてしまいました。

    同じ父親として、一男のその後がとても気になります。

  • 校閲してないんかい! というツッコミどころ満載。競馬で、一点に億賭けたら万馬券じゃなくなるだろ! とか。

  • 【情報】
    川村元気2作目の小説。
    弟の借金を抱える主人公の一男はある日突然3億円を手に入れる。
    使い方がわからない一男はかつて親友だった九十九にお金の使い方を聞きに行く。
    そこで、一男が全く想像していなかったことが起こり、その出来事がきっかけで、お金とは何なのか、幸せとは何なのか、生きるとは、愛するとは何なのかについて触れて行く。

    【感想】
    自分も3億円を手にしても使い方がわからない人の1人、貧乏の1人だと思った。
    でもこの本を読んで、例え金額は違えどお金との交換で何が得られるは今からでも考えれるとおもった。それは、自分の心を豊かにするため、友達を喜ばせるため、100円でも良いと思えることに使わないとと思った。
    そうしておけば、急に大金が入ったとしても狂うことはないと思う。
    使う意味を大切にしておけば。
    川村さんの作品は時より胸が締め付けられるような気持ちにさせてくれる、なんかそれが苦しいんだけど心地よい。
    あとは、実際にいた偉人の言葉であったり、落語であったり、恐らく川村さんが過去に話してきた人との会話で得た言葉が出てくるからすごくリアリティがある。

  • お金によって置き換えられていく「欲」
    塗り替えられて形作られる「自分」
    元の姿を知っているのに、絶対に戻ることはできない

    諸行無常の切なさ、と言えばそうなのだが

  • お金について考える機会にはなるけど、あまり感動はない

  • ある日3億に当選した主人公が、親友にそれを持逃げされて、見つけるために数人の億万長者に会いながらお金と幸せについて考えていくお話。

    お金に対する価値観や格言が優先で、小説としてのプロットは無理やりこじつけている印象もあるので、純粋に小説を読みたい人には物足りない。あくまでお金と人生について学びたい人に向けた一冊。

    読みやすく分かりやすい内容だったので、一気に読み終えることが出来た。読後は落語「芝浜」をぜひ聞いて頂きたい。

  • 僕たちの生を繋ぎ止め、明日へと生かすものとは何か。
    ー 一男

    万佐子との出会いは素敵だった。

  • さらっと読了。読みやすかった。物語の冒頭は()で注釈がついていたが、それも物語が進むにつれなくなる。最初だけかいと思ったが、あまり好きな表現ではなかったのでよかった。内容的には少し薄いかなとも思ったが、それなりに楽しめた。宝くじへの夢が膨らむな。3億円当たったら何に使うか…妄想しようっと。

  • 川村元気の作品 
    私は「世界から猫が消えたなら」のあと2作目読破

    「猫~」でも思ったが、とても読みやすい文体で、電車の行き帰りで さらりと読める。

    「宝くじが当たったら・・・」と読者心をくすぐるキャッチーな内容であるから 人気も高いだろう。

    だけど なんだろう。読んだ後の満足感がない。

    主人公と同じ体験がないから寄り添えないのか?
    九十九のような頭がないから 深いお金の意味が解っていないのか?

    九十九の仕事仲間たちは、なかなかの濃いキャラで、漫画チックで映像が浮かぶが・・・空々しい。

    私が面白かったのは 登場人物の名前が数字繋がりだったこと。

    娘だけが「まどか」
    でも これも「円か(まどか)」っていう〆なのかな。
    もう一つの「円満なこと。安らかなこと。」の方もひっかけているのかな。

    話題本なので 図書館で借りてみては。

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億男の作品紹介

億男は川村元気さんがかかれた小説です。
2015年に本屋大賞にノミネートされた作品でもあります。突然、億万長者となった図書館司書のお金をめぐる30日間の大冒険の物語です。人間にとってお金というものは何か?億万長者となった主人公の一男にとって幸せとは何か?数々の偉人たちの言葉が出てくるのも見どころのひとつです。

億男のKindle版

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