どうも著者の文体が合わない。登場人物の描写も、様々な蘊蓄も気に障る。紅子が底知れない魅力を持っているのは本人の描写でわかるので、いちいち誰かに奥が深い人とか言わせないでほしい。S&Mシリーズの無意味かつ執拗な萌絵称賛に比べたらまだマシかもしれない。
だから次は買わないでおこう、と序盤に心に決めたけど、事件が起こるとぐいぐい読み進めてしまった。そして次も読みたいなと思うから不思議。推理合戦よりも実際に動いて何かを発見する展開が多かったことも、先が気になった原因だと思う。
が、最後でまた失速。流石に保呂草一枚噛んでる設定はもう飽きた(2冊目だけど)。メイン4人の会話は食傷気味なので正直次を買うか微妙だが、罪な男林さんの真実だけは気になるから買ってしまうかもしれない笑。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ミステリー
- 感想投稿日 : 2020年4月11日
- 読了日 : 2020年4月11日
- 本棚登録日 : 2020年4月11日
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