★2018年1月26日読了『下山事件 暗殺者たちの夏』柴田哲孝著
月初に読んだ『下山事件 最後の証言』柴田哲孝著の続編というよりも、小説版。最後の証言は、著者が取材した内容をルポの形で多面的な観点からある程度公平に初代国鉄総裁下山氏の死を自殺説と他殺説双方から検証して、最終的には他殺説を支持していた。
今回読んだ暗殺者たちの夏は、一転他殺説を前提に小説形式で事件の背景から関わった人物、事件の経緯、総裁の思いまで丁寧に描き切っている。
主要関係者がほとんど死去したこの時期まで待たないと書けなかった作品、それだけの想いを込めて書かれた作品と感じた。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
日本現代小説
- 感想投稿日 : 2018年1月27日
- 読了日 : 2018年1月26日
- 本棚登録日 : 2018年1月27日
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